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うつ病の治療法あれこれ
[2012年11月05日]

◆       薬物療法

うつ病に対しては、抗うつ薬の有効性が臨床的に科学的に実証されており、薬物療法が治療の主軸となります。およそ7割の方に薬が効くといわれています。うつ病では、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質が減少していることがわかっており、抗うつ薬では、神経終末のセロトニンやノルアドレナリンの再取り込みをブロックし、それらの量を正常に近い状態に戻すことにより、抑うつ状態を改善します。抗うつ薬には、三環系、四環系、SSRI、SNRIなどいくつかの種類があります。従来より用いられてきた三環系あるいは四環系抗うつ薬は、セロトニンやノルアドレナリン以外にも作用するため、口渇・便秘・眠気などの副作用が比較的多くみられました。それに対し、近年開発された、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)はセロトニンまたはセロトニンとノルアドレナリンのみに作用するため、副作用が少ないとされています。

また、抗うつ薬の効果は必ずしも即効的ではなく、効果が明確に現れるには1ないし3週間の継続的服用が必要です。このことをしっかりと理解して服薬する必要があります。

 

◆      心理(精神)療法

 心理(精神)療法とは一般にカウンセリングと呼ばれているものです。うつ病にはストレスが関連していることも多くあるため、心理療法ではまず自分の不満や問題を吐き出し、心を楽にしていきます。また、じっくりと話をすることで、無理な生活習慣やものの考え方のクセなど、うつ病になってしまった背景を探っていくことができます。長年かけて形成された思考パターンは、そう簡単に変わるものではありませんが、時間をかけて自分の心の内面をみつめることで、今まで気づかなかった悪い部分に自分から気づくことも多くあります。また、その中で、自分にあったストレス対処法を習得し、最終的には将来同じような問題が生じた際にも自分で対応できる力を身につけることを目標として行います。

 

◆       認知(行動)療法

認知(行動)療法はベックによってつくられたもので、うつ病に用いられる代表的な心理療法です。比較的軽い方、再発を繰り返す方には有効であるといわれています。

うつ病の基本症状は感情の障害なのですが、「うつ」の結果として、悲観的に考え、意欲や行動にもブレーキがかかります。ベックは状況そのものによるのではなく、それを主観的にどう認知するかが、感情に大きく影響する事実に注目して、主に思考の面、すなわち認知のゆがみに働きかけ、次いで行動の面に働きかけて、悪循環を改善しようとしました。つまり、認知(行動)療法では、抑うつ的な認知のゆがみと、その感情や行動との関係に本人が気づき、検証し、修正することを援助して、症状の改善を図ります。問題を全て解決することを目標とせず、より適応性のある対処の仕方を体得して、問題を処理できるという感覚を増すことを目標として行います。具体的には、まず苦しみや悩みに十分耳を傾けながら、具体的な問題を明確にして、本人が解決策に気づくよう援助するというものです。

 

◆       電気けいれん療法(ECT)

頭皮の上から電流を通電し、人工的にけいれんを起こす事で治療を行うものです。薬物療法が効かない場合や自殺の危険が切迫している場合などに使われます。即効性があり、約8割の方に効果があることがわかっています。最近は、より安全で苦痛のない「修正型電気けいれん」療法が普及しつつあります。ただし、その効果は長続きせず、放っておくと半年間で5~8割がまた悪化すると報告されています。このため、電気けいれん療法実施後は薬物療法や認知(行動)療法などを続け、再発を防止することが重要です。

 

◆       光療法

光療法は強い光(太陽光あるいは人工光)を浴びる治療法です。この方法は、過眠や過食が見られる、冬型の季節性うつ病に効果があるといわれています。光療法は、季節性うつ病の方に対し、ちょうど抗うつ薬と同じ作用をし、脳の神経伝達物質のひとつであるセロトニンとドーパミンの生産を増加して、抑うつ状態を改善します。

 

◆       運動療法

うつ病が慢性化した方等に用いられます。運動療法の作用機序として、①体を動かすことによって心身のリズムが整えられ、活性化が促進される、②「計画的に活動させることで、「あせり」や「やりすぎ」を防止し、行動をコントロールコツが体得できる、③体を動かしても疲れない体験を積み重ねて、不安を取り去り、自信を回復できる、などが考えられます。科学的研究によれば、基本的な運動によって、エンドルフィンというホルモンが多く分泌されて、それが気分を改善したり、うつ状態を改善するということがわかっています。具体的な内容としては、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど、一人でできて、しかも安定した有酸素運動(ゆったりとした持続的な呼吸を伴う運動のこと)が最適であるとされています。また、リズミカルな運動がセロトニン神経を鍛えるため、「丹田呼吸法」がよいともいわれています。

 

◆       断眠療法

断眠療法は、ドイツのシュルテによって提唱された治療法です。強制的に睡眠を断つことによって、抗うつ効果が出るといわれています。当初は、睡眠をまったく取らせない全断眠が主体でしたが、現在では、夜間後半部の部分断眠療法が最も有効であるとされています。また、睡眠の脳波を記録しながら、選択的にレム睡眠のみを遮断する方法もあります。副作用がほとんどない治療法であるため、妊婦、高齢者など薬物療法が困難な場合、その他の治療法の反応がよくない場合等によいと考えられています。ただ、断眠療法がなぜ有効なのかについてはまだ結論が出ていません。

 

◆       ハーブ

セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)というハーブが有名です。セントジョーンズワートには、軽度から中等度のうつ病(抑うつ気分、イライラ、不眠、睡眠過剰、疲労感、絶望感など)に、従来の抗うつ薬と同じくらいの効果が見られるといわれています。

※     ただし、抗うつ薬との併用による副作用があるとの報告もあるので、注意が必要です。

 

◆       アロマ

アロマの種類によってはホルモンのバランスを調整する働きがあります。ローズ、ジャスミン、ローマンカモミール、などは、女性特有の抑うつ気分に効果を発揮するといわれています。

 

参考文献

AERA LIFE 職場のうつ―復職のための実践ガイド

うつ 高橋祥友

現代のうつ病―治療の実際と私の「処方箋」 渡辺昌祐

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