カウンセラーの仕事は、あらゆる規範や価値観の束縛から自由になって、その模索の旅にひたすら同行することです。
耐え難い痛みも絶望も、安心して語れる場となることを願って。
赤城 惠子(アカギ ケイコ)
園芸
来談者中心療法、不妊カウンセリング、家族、トラウマ
通院中の場合はストレスを和らげて妊娠の可能性を高められるよう支援し、妊娠の限界にあるときは、喪失感を癒し、不妊の体験を実りあるものとして人生に位置づけていく道のりを支援しています。
- 不妊でお悩みの方
- 親子または家族関係でお悩みの方
- 職場の人間関係でお悩みの方
- 中年クライシスでお悩みの方
- トラウマでお悩みの方
放送大学教養学部卒業。東京都「不妊・不育ホットライン」相談業務、日本不妊カウンセリング学会・不妊カウンセラー養成講座講師、医学・看護学会等における不妊の心理と当事者支援に関する講演、その他メンタルヘルス関連の活動。共著に「家族と性」(岩波書店)、分担執筆に「ここがコツ!実践カウンセリングのエッセンス」(日本文化科学社)、他。
澱みに浮かぶ根なし草のように感じていた自分をただ理解したいとの思いがきっかけでカウンセラーに
臨床心理学やカウンセリングを学び始めたのは30代後半。
カウンセラーになるという高い志があったわけではなく、不妊・病気・失職に直面し、澱みに浮かぶ根なし草にように感じていた自分をただ理解したいとの思いからでした。
するとその澱みに小さな流れが生まれ、やがて川となって、心惹かれるままに流れていたら、カウンセラーという岸辺にたどりついた、というのが正直なところです。自分を支えていた屋台骨がこわれてしまったところから、思い込み(常識・価値観など)を解きほぐし、心の傷を治しながら自分を再生するまでの川の流れだったと言えそうです。
その流れは、クライエントの方々の心の変遷と、発端はどうあれ、ある共通のものを見出すことができます。
つらい話を、静かに、ふところ深く聴くこと。
話し手の体験はもとより、自分自身の心の動きがカウンセリングの障害とならないよう着目していくこと。