『話す=放す』 【橋爪】
[2014年06月06日]
私たちの心はいつも「安心したい」と思っています。
不安や心配を避けて安心して穏やかに過ごすことを望んでいます
ですが、不安や心配は多かれ少なかれ日常の中にあります。
すぐに解消されるものもあれば、なかなか手放すことのできないものもあります。
それらはひとりで抱えているとそのことばかり考えてとても辛いものです。
考えすぎてぐるぐる悪循環にはまってしまいますと、この渦はだんだん大きくなるという特徴があります。
どこかで止めたいですね。
不安や心配な気持ちは人と共有することで半減します。
「今、○○が心配なんだ」
「不安な気持ちなんだ」
そんなことをだれかに言葉で伝えてみましょう。
解決策を求めるのではなく今ある気持ちを一緒に背負ってもらうつもりで…。
仕事は一人で抱えず分担すると楽ですが、気持ちも同じです。
誰にも言わずにためておくと苦しいです。
話すことで自分ひとりで抱えていることを手放しましょう。
『話す=放す』 です。
相談といった形でなくてもいつもの雑談に気持ちをプラスして話すだけで
いいのです。
状況は変わるわけではないけれど誰かと共有していることで安心感が
生まれてきます。
弱音を吐かずに頑張ることは素晴らしいことです。
しかし心の健康という側面からみれば、弱音もOKです。
人間ですから…