[2012年11月05日]
第45回カウンセリング学会にて、玉井(当カウンセリングセンター部長)が
“新型うつ”をとりまく現状と構造についての心理学的一考察 ~拒絶の時代における病理~
というタイトルで口頭発表しました。
新型うつの様々な原因的理解、症状学的理解ではなく、心理学的理解として
①対象拒絶の傾向の強さ、②自己効力感の弱さ、③諦めなどの激しさとその波、としてまとめ、
対応を議論しました。
”甘え”という意見も出る中、関係性をどの様に作りうるのか、また当事者が抱えている課題を”甘え”と
捉える事のメリット/デメリットも検討し、発達的な視点も取り入れながら、苦しい当人が
抱えている課題をどの様に捉える事が有効なのか、有意義な検討となりました。