『理想からかけ離れた自分』 【野中】
[2014年09月22日]
かつて、仕事と家庭の両方で変化があり、私にとってはキャパオーバー。
人に挨拶をするのも避けたいほど憂鬱な気分が続いた時期がありました。
今までの人生の中で『最低限挨拶は必要でしょ!!』と信じてきたのに・・・
それができない自分に初めて出会ってしまったのです。
どうしよう・・・今までの自分とも理想の自分ともかけ離れた感じ。
ただその状態を毎日なんとかやりくりして、どうにか脱することができないかと考えながら必死に過ごしていました。
そんな時、“自分のことを人に話せる自分”の存在に、そして聴いてくれる人の存在に救われました。
ありのままを人に話し、今のよくわからない状況を、誰かが一生懸命に聴いてくれる。何度か話をじっくり聴いてもらうとだんだん自分のよくわからなかった心がクリアになり、安心感が得られ、元気が回復していくのを感じました。
きっと聴いてくれた人が私の気持ちや考えを理解しようと心から向き合ってくれたからだと思います。
人に自分のことを話すのは勇気が必要かもしれません。
それは当然ですよね。自分の嫌な部分と向き合うのですから・・・
好きではない自分を見つめることは正直、苦しいことのほうが多いかもしれません。しかし、今まで避けていたものに向き合ったことで、自分の自信になったり、新しい自分を見つけられたように思います。あのとき、勇気を出して一歩を踏み出してよかったなと、今は思えます。