人から褒められたい、認めてもらいたい、評価されたい そんな気持ちは誰にでもあります
認められたい気持ちがあるからこそ私たちは頑張れるのです
ところがその気持ちもマイナスに働くときがあります。
いい子でいようと過度に思うことです。
これは相手に対して無意識にしている場合も多く、いい子 優等生 頑張り屋
そう言われる人の中には本当の自分の姿を見せずに、周囲が期待する姿で居続け
苦しむ人がいます。
私たちは誰でも親の期待に応えたい、親に褒めてもらいたいと思ってきました。
大人になって親離れしてもいい子でいたい姿はいたるところで顔をだします。
いい人でいたい、上司に認められたい、弱い自分はみせられない
そして苦しい…
どうしてそのように過度に思ってしまうのか
またそうした行動をとってしまうようになったのでしょうか
それは傷つき体験が影響していることがあります
小さい頃、弟ができてお姉ちゃんになった子どもが、 お母さんを独り占めしている弟をいじめた
ことがありました。 それを見たお母さんはとても悲しそうな顔をして、お姉ちゃんを叱りました。
その時のお母さんの表情がとても鮮明に残り、 大好きなお母さんを悲しませたくないと強く思い
ました。 自分が我慢すれば嫌われることもないからと、 自分の本当の気もちを隠して生きてきた
といった話はよくあります。
エゴグラムという心理テストをやってみると AC(Adapted Child:従順な子ども)の部分の点数が
とても高くて驚きます。 この点数が高いと、自分の意見を言わずに遠慮してしまい、他人からの
評価を強く気にする傾向があります。 そしてそこに生真面目さ頑固さがプラスされると自分を抑えて
自分をぎちぎちに縛っている苦しい姿がうかびます。
こうしたことは一方でいい側面もあるのです。
社会生活中では人と強調して生きていくことが必要です。譲り合ったり人をたてるといった行動も
このACの長所です。人間関係の潤滑油でもあるのです。
カウンセリングでは、心理テストを使って自分の性格を振り返ることもします。
自分では気づかなかった良いところを見つけたり、自分を苦しめている行動パターンについて考えたり
することもあります。 これらは良い悪いではなく、自分がどのように自分のことを考えているのか、
受け止めているのかを知ることで、ストレスになっていた正体を知ることができます。
今日明日には性格は変わりませんが、見えないストレスを知ると、それを回避する方法も見つける
ことができます。
今の自分を少しだけ変えてみたいというお手伝いをするのがカウンセリングです。
カウンセリングを自分を今よりも好きになるきっかけとして、ぜひご利用ください。
※エゴグラムとは人の心を5つに分類・点数化して、それを元に自分のことを考えてみるという
性格診断テストで、東京メンタルヘルスでも承っています。