《心の支え》を感じる力 【玉井ブログ】
[2016年06月11日]
私も含め、人は何かしら課題をもっていて、その課題の解決に取り組みながら
日々の生活を送っている
私は心理士なので、多くの人がそれぞれの課題に取り組むこと、そしてその取り組みを先に進めることのお手伝いをすることが仕事でもある
特に、その課題が大きく、取り組みが長期にわたる場合、課題による苦痛が大きい場合、取り組むことを避けてしまいたくなっている場合など、《支え》が必要となる
私たちのような、専門家自身を《支え》と感じてもらうようにするのか、《支え》となるようなものを探し、それを確認してもらうのか、その《支え》のあり方は、その状況や相手によって適切に変化させていくものである
そして、何よりも大切で、かつ難しいのは、《支え》を感じる力を持てるようになることだ
この《支え》を感じる力は、意識して取り組むことで、どんどん大きくなるものである
私自身、この仕事に取り組み続け、心理学という学問、初期はフロイト(私がいうのもおこがましいのだが)から、本当に沢山の、そして今現在も多くの優れた研究者や諸先輩方、同僚からの知的探求、体験の共有、更には多くの出会わせてもらった人たちと共有した時間にも、支えられている
自分以上のことは、そうできるものではないことは自覚しているが、取り組みを先に進め、つないでいきたい