自己肯定感が立ち上るとき【淵上】
[2012年08月21日]
そうしなかった自分を責め苦しむクライエントさんの心に触れると、
私の心に「できなかったとしても、あなたは悪くない」という思いが
湧き上がり、それを伝えたくなってしまいます。
喉まできているその思いを横に置いて、
「そうできたら良かった!そうしたかった!ってね」と言葉にしました。
すると、クライエントさんは、
「何でそうできなかったんだろうと『後悔』かな。」
「気づいただけでも、理想の自分に近づいたかな」
「もうちょっとで、あともうちょっとで、、、、。」
「今度同じような状況になったら、きっとそうすると思う」
焦りや不安で固まって身動き取れなかったクライエントさんの中に、
冷静に行動できる自分を信じる自己肯定感がゆっくりと立ち上っていく場面に
立ち会うことができました。
私は、またもや危うく邪魔をしてしまうところでした。