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DSM-5における「性別違和」の診断基準 (抜粋含む)
[2014年10月14日]

青年および成人の性別違和について、以下のように示されている。

 

 

A その人が体験し、または表出するジェンダーと指定されたジェンダーとの間の著しい不一致が少なくとも6か月、以下のうち2つ以上によって示される。

 

 1.その人が体験し、または表出するジェンダーと、第一次および/または第二次性徴(または若年青年においては予想される第二次性徴)との間の著しい不一致。

 

 2.その人が体験し、または表出するジェンダーとの間の著しい不一致のために、第一次および/または第二次性徴から解放されたい(または若年青年においては予想される第二次性徴の発達をくい止めたい)という強い欲求。

 

 3.反対のジェンダーの第一次および/または第二次性徴を強く望む。

 

 4.反対のジェンダー(または指定されたジェンダーとは異なる別のジェンダー)になりたいという強い欲求。

 

 5.反対のジェンダー(または指定されたジェンダーとは異なる別のジェンダー)として扱われたい強い欲求。

 

 6.反対のジェンダー(または指定されたジェンダーとは異なる別のジェンダー)に定型的な感情や反応を持っているという強い確信。

 

B その状態は臨床的に意味のある苦痛、または、社会、職業または他の重要な領域における機能の障害と関連している。

 

 

以上は、DSM-5の抜粋であるが、性的違和とは性別役割行動との単なる不調和とは異なり、強い欲求を抑えがたい衝動的苦痛として感じられるものである。

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