偏差値30の女子高校生が慶応大学に合格するというノンフィクション。
この金髪女子高校生の母親が娘を信じ、周囲の人たちにもひたすらいい子だと伝え続けます。夫婦関係が悪く、家の中はいつも不安定・・・子どもたちの安らぎの場とはほど遠いギスギスした状況です。
長年この家族はこうして生きてきました。しかし、子どもたちの様々な困った行動や挫折を目の当たりにし、父は父なりに母は母なりに“このままでは違う”と気づき、家族のあり方を考え始める姿がみられます。
心理学に家族システム論というものがありますが、これは家族をひとつのシステムとして捉え、夫婦・親子・きょうだいの関係性やコミュニケーションのとり方が相互に影響しあうとされています。 例えば、このシステムに不具合が生じるとバランスを安定させようと無意識のうちに子どもが不登校になり無言のメッセージ(家族が自分に注目することで同じ方向を見て欲しいなど)を送ってくれたりします。
ひとつの家族とはいえ代々受け継がれてきたものがあり、現状維持の傾向が強いのが現実です。しかしそんな中、家族がうまく機能するためにそれぞれが自己理解し、家族理解を深めることで前進し始めるのではないでしょうか? 決して今の家族が悪いわけでも間違っているわけでもない。少し家族を見つめる角度を変えたり多方面からみ見てみる・・・ カウンセリングで自己理解・家族理解をすることで、家族の中に現在ある、過去にあった苦しみをやわらげていけると確信しています。
ビリギャルでは家族の自己治癒力を魅せられました!!