感情の意味 悲しみ/抑うつ 【玉井】
[2013年02月16日]
生物学的視点に立つと、感情には意味がある。 少し、『不安とうつの統一プロトコル』を参考に整理してみると、 悲しみや抑うつといった感情は、意気消沈させ、憂うつ、絶望、自分は欠陥人間かといった感覚を生じさせます。 この感情は、喪失などの時に生じる自然なもので、活動レベルを落として、しっかりと悲しみを感じ、癒されて元気を取り戻すための時間を確保し、気持ちの整理を行なうのに役立つ。
私たちには、苦手に感じる感情があります。 苦手というのは、その感情に囚われて振り回されてしまい、自分を混乱の世界に連れて行ってしまったり、その感情が出てくると「この感情があるといけない」と考えてもっと囚われてしまったりするものです。
感情は、意味があるのは分かりますが、なかなか友達にはなれません。 ただ、少しずつでもその意味を理解して、感情についての知識を増やして、様々な対処の選択肢を増やして、調整できるように取り組むことで随分と変化していきます。
また、他の感情についても少しずつ紹介していきます。