変えられること / 変えられないこと 【玉井】
[2016年01月07日]
世の中には、
頑張って、変えられること、
どのようにしても、変えられないこと
があります。
認知行動療法でも、それらを明らかにすることは、大切なステップのひとつです。
変えられないことを変えようと頑張り続けることは、大変です。
そして、変えようとする努力よりも、変えられないことを受け止める努力が求められます。
変えられるのに、変えられないと思い込んでしまっていることもあるかもしれません。どのように変えていけるのか、戦略が必要になってきます。
何が変えられることなのか、そして何が変えられないことなのか、
自分の考えていることを整理してみることで、自分の思いの傾向も見えてきます。
自助グループで有名な言葉で、
ニーバーの祈りがあります。
変えられないことをそのまま受け入れる落ち着きを、
変えられることを変える勇気を、
そして、
その二つの違いを見極める賢さ、私にお与えください。
というものです。
続きもあるようですが、それは省略しましょう。
今年2月からは、久しぶりに認知行動療法の講座も、東京メンタルヘルスにて開講します。
認知行動療法は、様々な技法が優れているので、そちらに目が行くことが多いようですが、実際には質問技法をその土台としています。
皆さんと学べる機会があることを、楽しみにしています。