年始から、認知行動療法に焦点を当てて、書いています。
今しばらく、認知行動療法の紹介と、発想の仕方などを書けたらと思っています。
認知行動療法では、考え方のみならず、行動の扱いはとても重要です。
行動を変化させる、これは、気合いや根性だ、と訴える人もいるでしょう。
それを否定はしません。ただ、認知行動療法では、より変化しやすい工夫を考えよう、という姿勢をもちます。
例えば、食事の買い物に行きたいのに面倒で行かずに、有り合わせでなんとかするものの後悔が続く、という人がいます。
いろいろなアイデアが浮かびます。
・何を買うのか前日に決めておく
・買い物が出来た自分に簡単なごほうびをあげる
・この取組みを人と共有して、応援してくれている人からのメッセージを目に付くところにはっておく
・買い物と一緒に、自分が行きたい場所に行くように計画する
・常日頃から、散歩など外出をする
・友達と会う機会を持つ
・安いマーケットに行けて、節約できた分は、好きなカラオケに行く
その他、無限にアイデアは広がるのでしょう。
行動を変化させる工夫、どのような行動をしたいのか、どのようにな行動と組み合わせることで、目的とする行動のハードルが下がるのか、考えてみるのです。
様々な外の機関では、認知行動療法の講座や講師も勤めてきていますが、
今年は2月から、久しぶりに当センターで認知行動療法の講座も行います。
「こころアカデミー」も隣の席の同僚が担当者なので、一緒にやっています。