「できない事」にぶつかることがあります。
物ごとをなかなか決断できない、
体調が悪くても休むと言えない、
三日坊主で長続きしない、などと
自分や自分の行動を否定的に見てしまう事があります。
生活の中でも料理ができないとか、自転車に乗れないとか
「できない」ことを挙げていくと結構あるものです。
フリッツ・パールズという精神科医師が
「できない」と言わずに「しない」に言いかえてみなさいと言っています。
「できない」のではなく私たちは「しない」のです。
「しないと決めている」のです。
料理ができない→料理は「しないと決めている」。
自転車に乗れない→自転車に「乗らないと決めている」。
体調悪いけど休めない→体調が悪くても「休まないと決めている」。
なかなか決断ができない→物ごとは「すぐに決断しないと決めている」。
長続きしない→「長くは続けないと決めている」
私たちは「しない」ことを自分で選択しているのであって
決して「できない」ことではないのです。
仕事が忙しい状況で、
「休む」ことを言いだせない、同僚に迷惑をかけたくない、
仕事が溜まってしまうなど
さまざまな理由をつけて「休まない」ことを決断するのです。
これにはメリットもデメリットもあります。
迷惑をかけないというメリットもありますが、
自分の体を大切にしないというデメリットがあります。
できないのではなく主体性をもって「しない」のであると分かることこそ、
自分を大切にし、メリット・デメリットを含め
自分の決断に責任を持てるのではないでしょうか。
でも、「しない(できない)」ことを辛い、苦しいと感じることもあります。
それには、「しない(できない)」を決断した背景が必ずあるはずです。
それは小さい頃の体験かもしれません。
その時にはその決断が必要なことだったのでしょう。
しかし今現在、あなたの生活にその「しない(できない)」は必要でしょうか。
そのことで苦しさ、辛さを感じているならば、
「する」あるいは「してみる」という新たな決断が必要なのかもしれませんね。
一緒に考えてませんか。